みなさんは、キャンプでどのようなバーナーを使っていますか?
私は、SOTO(新富士バーナー)のレギュレーター2バーナー GRID ST-526をメインで使用しています。
スタイリッシュなデザインで、掃除がしやすく、レギュレーター付きなので寒い時にも火力を保って使用できるので、数多くある2バーナーの中でもおすすめのギアです。
値段は少々張りますが、ずっと使えるギアです。
こういった類のバーナーは、基本的にメンテナンスをしなくて良いように販売されていますが、トラブルはつきもの。
ある日キャンプで使用しようとすると点火プラグが押せなくなってしまいました。
新富士バーナーのカスタマーサポートへ修理をお願いするという手段もありましたが、製品保証は購入から一年間で、メルカリで購入したこともあり保障の期間外なので、少しだけなら問題ないと思い自分でメンテナンスしてみました!
※新富士バーナーのカスタマーサポートはとても親切で、対応が良いという評判です。
困った場合は、保証期間外でもカスタマーサポートに相談することをお勧めします。
私も修理できなさそうであればカスタマーサポートへお願いしようと思っていました。
SOTO 2バーナー GRID ST-526の取扱説明書はコチラ
点火プラグが押せない
今回起こったトラブルは、点火プラグの不良です。
これは緊急事態です。
正常な状態であれば点火プラグは上の動画の先のように「カチッ」という音がします。
一方、不具合のあった側は、ガスの調節ねじは回すとガスのプシューという音がするようで問題ありませんが、点火プラグが奥まで押せない状態となっていました。
しばらくは、SOTOのスライドガストーチでガス調節栓を回してから点火するというような使い方で凌いでいましたが、やはりいちいちガストーチを取り出すのは面倒。そこで、できる範囲で自分で直してみようと思いました。
本来、SOTOのレギュレーター2バーナーには一年間の保証がついているので、保証期間内であればメーカーに修理に出すのが無難でしょうが、既に購入から一年以上が経過。
修理にどれだけの料金がかかるかも分からなかったので、できるとこまで自分で修理をしてみることにしました!
(※くれぐれも自己責任でお願いします。取扱説明書には一度目を通しましょう)
取扱説明書の確認
メンテナンスの前に念のため取扱説明書で各部の名称の確認です。
点火の手順は、
器具栓つまみを回してガスを出し
点火スイッチ押すだけです。この点火スイッチは圧電着火方式と言われるものです。
よく友人とキャンプをするときにCB缶をどのように設置するかを聞かれるのですが、下の図のようにコンロ差し込み口に凸部分があるので、CB缶の切り欠き部分を合うように設置し、くるっと回して固定します。
少し解体してみた
それでは、メンテナンススタートです。
ねじを取り外す前に、少し油汚れが固着している様子が見られました。爪楊枝で取り除いてみましたが、ここが原因ではなさそう。
「なるべく外すねじの数は最小限にしたい。なんせ、原状復帰できなくなったらおしまいだから。」と思いながらねじを外していきます。
さらに背面にあるねじを慎重に外していき、点火プラグの元を探っていくと、いました!
点火プラグを押す黒い部分が油でギトギトになっていました!
写真では少しわかりづらいかもしれませんが、赤枠で囲った黒いところが点火プラグを押す部分です。
点火プラグが押せなくなっていた原因は、この黒い部分についている油のギトギトで、これが固まって詰まり、スライドしづらくなっていました。
よくよく思い出してみると、ごま油で浸したニンニクホイル焼きをバーナー部分にこぼしたことがあり、それが点火プラグまで浸透して固まったのだと気づきました。
にんにくホイル焼き絶品なんですけどね。。バーナー上ではやらないほうがいいです。
他には、吹きこぼれでもバーナーの内部に入ってしまうと同様のトラブルが起こり得るみたいです。
今後の取り扱い
今回のトラブルを通して、清潔に使用することの大事さを感じました。
特に、バーナーや電極部分に汚れが侵入してしまうと錆や固着の原因となり今回のようなトラブルが起こってしまいます。
普通に使用していれば問題ありませんが、お湯の吹きこぼれでも周りにある油汚れと一緒にバーナー・電極内部へ侵入してしまうこともあると思うので注意が必要そうです。
また、今回のトラブルとは関係ありませんが、このGRID ST-526には専用のハードケースもあります。付属の収納袋は少し心もとないので、これに入れるとより安心ですね。
まとめ
今回のトラブルの原因は、バーナー部分に物をこぼしてそのままにしていたことでした。
解体していて気づきましたが、バーナー部分のつくりはシングルのレギュレーターストーブと同じのようでしたので同様に注意が必要かと思います。
バーナーキャンプには必需品ですが、意外と繊細なので、取り扱いには十分に注意して快適なアウトドアライフを送りましょう!
読んでくださりありがとうございました!
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